更新日:2025年7月27日
武芸塾には垂直落下という技術がある。この稽古をしていた時に本題の、
「遍在のエネルギーの流れと意念の配分を知る」
に気付いた。自分が如何に甘かったか… 後半はここから書き記したい。
垂直落下

垂直落下は、相対で練習すると分かりやすい技術だ。
例えば…
1.手刀と手刀を合わせる
2.接点の中心点を感じる
3.中心点を自分で下げず、重力で自然落下する様に動かす
4.相手は抵抗できずに崩れる
自分の下げたい意念を如何に出さないか? がキーになる。そのため謙虚さが必要だ。
どうしても「スパッと決めたい!」「成功させたい!」などと欲が出てしまう。それが相手に察知されてしまうのでスムーズに出来なくなる。
これもよく言う「0か100か」「出来るか出来ないか」ではなく、自身の意念の配分によって利く度合いが変わる。
意念だらけだと、全く効かない。30%ぐらい意念が入っていると効くけどスパッと効かない。もちろん相手との相性もあるが。
なので、出来る限り意念が入らない様に努力するしかない。出来る限り意念は0にする。
この様にして垂直落下を行う。この稽古は、自身の意念のチェックに有効だ。発勁や流れ(遍流創出も含む)では気付かないうちに自身の意念が混ざりやすい。
私自身も常日頃チェックしていないと、やはり入ってしまう(ズレてしまう)。やはり謙虚にならざるを得ない。
遍流創出
この技術は正中心練磨で気付いた技術。その段階まで達していなくても活用できる技術が、「空間に流れをイメージして技をかける」になる。
遍在のエネルギーを空間に創出し、思った瞬間に自然に流れが生じる。その流れに沿って身体を動かす、技をかける。
しかし、ここに自身の意念が含まれてしまうと、相手に察知されてしまい効きは悪い。
ここでもやはり「自身の意念」と「その流れのみで動く」の配分があるのだ。正中心練磨(肥田式応用)とは言え、油断はできない。
もちろん肥田式の場合、強力なので自身の意念がかなり入っていても効いてしまう。故にそのパワーに振り回されかねない。
技は効いているんだから間違っていない!となり、自分自身で問題に気付けない可能性が高まる。
肥田式のハイパワーに甘えていては、上達はストップしてしまう。
遍流創出であっても、
「遍在のエネルギーの流れ」
「自身の意念」
2つの配分があることを念頭に置いておくことが大切、どこまで行っても謙虚さを忘れてはいけないと言うことが分かる。
