以前、YouTubeにアップした動画。この中で既に詳細を解説しているので、ここでは補足を。
この撮影時、受け手は何をされるか、全く分かっていない。初めて受ける技術だ。情報を与えない方が、よりリアルな反応が見れる。
動画の中でも言っているように、受け手は本気でキレている状態で、胸持ちと言うより強引に押すような攻め方をする。
実際、稽古中でもこの様な攻め方をされると、本当に技が掛かりにくくなる。動かない状態で出来たことが、全く通用しない。これを体験しておくと普段の稽古に対する姿勢が変わるだろう。
今までは
肉体的ぶつかり合い
意念のぶつかり合い
これらを無くすために色んな技術を学び、居つきを減らしてきた。詳細に見れば、肉体なのか意念なのか分からない技術も多いのだが。
今まで公開してきた多くの技術は、1、2のような空間軸(と区分けする)のぶつかり合い、居つきを減らしましょうと、稽古をしてきた。
受け手の拠り所をどんどん無くすので、頑張りが効かなくなり、技が掛かる。
居つきが減ると、何時しか気付かぬうちに、時間軸の拠り所も減る。意識していないので、何となくだが。なので、上手くいく時もあれば、上手くいかない時も出てくる。
逆行(エントロピー減少)も私も今まで気付かなかったが、時間軸をずらす行為だ。これも同様に技が効き易くなる。
塾生に試すと、逆行よりも、早い時間軸の中で技を掛けた方が、より効き易くなるようだ。ここは今後も要検証だが…
速い時間軸のイメージ
時間軸をずらして、速い時間軸の世界で技を掛ける。
しかし、時間軸を速くできない人も中にはいる。イメージの世界なのに速い世界を(速いイメージ)を持てない人。
物質世界なら人それぞれ速さに歴然とした限界が生まれるが、イメージの世界は自由なはず。もし速いイメージが難しい場合は…
戦闘系のアニメを見る
SF映画を見る
心身の拘り、執着を更に手放す
これらは、イメージの世界を速くすることが可能になる。小説では無理。映像で目から非常識な世界を脳に入れることが重要だ。
3S政策を批判する向きもあるが、上手く使うと練功の上達の手助けになる。特にSF映画は、私たちが想像もつかない様な突飛な世界を見せてくれるので、固定概念が覆される。とても貴重だ。
時間軸をずらすは、可能な限り速い方が良い。相手が付いてこれない、察知できない程に速く。このような理論、カラクリを知った上で意識的に時間軸をずらすと、技はより精度の高いものとなる。
時間軸の拠り所が無い境地
肉体的、意念的ぶつかり合い、居つきである空間の拠り所は、今までの練功で徐々に減った。
ここに来て、時間軸も意識せずとも少しづつ拠り所が減ってはいたが、明確では無かった。明確になると、時間軸の拠り所、居つきの解除もダイレクトに働き掛けられるようになる。
すると、どうなるか? 空想の例え話になるが…
まるで宇宙空間に、命綱無しで放り出された様な、なんの抵抗も無く地の果てまで、永遠に、彷徨ってしまう様な感覚に陥る。恐怖や寂しさを感じる程だ。
それほど、時間軸の居つきがあったということなのだが。慣れれば毎度のように、当たり前になるだろう。
今まで以上に自由を感じられる反面、恐怖や寂しさ、孤独感も感じることになるので、その辺も理解した上で試して頂きたい。
