実際のセミナーで行った順番通りに、順次動画を公開していく。今回は「同調作用の原理」、いわゆる「発勁」である。
伊豆八幡野におけるお墓参り、来宮神社、そして元肥田邸を巡る道中において、肥田春充翁と深いゆかりのある方々と偶然、出会うという奇跡的な場面が二度もあった。
そのため、その後のスケジュールは非常にタイトになったが、それ以上に得がたい貴重な証言を伺うことができた。参加者は皆、春充翁の存在と肥田式強健術の凄みに、かつてないほどのリアリティ(実在感)を肌で感じ取っていた。
今回のセミナーにおいて、わずか数時間で「強圧微動術を習得する」ための具体的なプロセスについて、実は当日の電車に乗るまで一切考えていなかった。品川から伊豆高原へ向かう「特急 踊り子号」の車内で、集中して構築しようと決めていたのだ。
常識的に考えれば、数時間での術の習得などあり得ない話だ。いかにして短時間である程度の形にし、その後の修練で確実に上達できるメソッドとして伝授するか。しかし私の中には、それが「可能である」という確信があった。
昨年と同様に電車に乗り込み、横浜を過ぎた辺りで、その最適解が突如として閃いた。
「このアプローチであれば、武術の動きの中で明確に検証でき、武術として上達しながら、そのまま強圧微動術の施術へと直結させることができる」という完璧な見通しが立ったのである。
会場に到着後、さっそく初期メンバーにその閃いた内容を伝え、二人で事前の検証を試みた。
結果は、予想を違わぬ明確なものであった。その確かな実証を経た上で、参加者全員へ公開(伝授)するというのが今回の流れである。
自分でも不思議な感覚ではあるが、これまでの果てしない練功と、多種多様な武術的検証を総動員した結果の産物と言えるだろう。しかもそれは、「ハイレベル過ぎて、正中心練磨の感覚をまだ掴んでいない者には不可能」といった再現性の低いものではない。
この画期的なメソッドは、順次公開する動画の中で明らかにしていく。今後の展開を、楽しみにして読み進めてもらいたい。



