top of page
青汁マジック_edited.jpg

前回の記事では『松果体覚醒と第三の目を開く』について書いた。


今回は「海馬」に関して。海馬も松果体も脳の中心部分にあることを念頭に読み進めていただければ面白いと思う。


Xのある投稿で目を引くものがあった。練功と関係が深い内容だったので深堀りしてみたい。スクショの全文↓

ree

ree

今回は、この内容が科学的根拠に基づいているのか? 一つ一つ検証してみたい。とは言え、単独で多くの資料を紐解きながら検証するのでは膨大な時間がかかるため、AIのGeminiに調べて貰い文章を完成させた。


東北大 瀧教授の「16万人の脳MRI研究」は本当か? 言説の真偽を検証


「東北大学の瀧教授が16万人の脳をMRIで調べた結果、運動習慣の有無で脳のサイズ、特に記憶を司る海馬の大きさが全く異なり、週3回30分の運動で海馬の萎縮が止まり、むしろ増加する」という趣旨の言説が、SNSなどで注目を集めている(上記のような投稿)。


結論から言うと、この言説の核心部分は、東北大学の瀧靖之教授の研究や、関連する多くの脳科学研究によって裏付けられており、概ね「本当」。しかし、数値をはじめとする一部の表現には、一般向けに分かりやすくするための誇張や単純化が含まれている可能性があるようだ。



検証1:瀧教授と16万人の脳MRI研究


まず、情報の出所である東北大学の瀧靖之教授は、実際に存在する著名な脳科学者。同教授が、16万人分もの脳のMRI画像を解析し、脳の発達や加齢、生活習慣と脳の関係について研究していることは事実。この大規模なデータベースを用いた研究は、世界でも類を見ないものであり、その成果は多くの書籍やメディアで紹介されている。



検証2:運動と海馬の大きさ


言説の核心である「運動している人は海馬が大きく、運動していない人は40代から萎縮する」という点も、科学的に広く認められていること。


ree

  • 海馬の役割と加齢による変化: 海馬は、記憶や学習に中心的な役割を果たす脳の部位。加齢に伴い、特に海馬は萎縮しやすいことが知られており、これが記憶力低下の一因とされている。


  • 運動の効果: 多くの研究で、有酸素運動が海馬の神経細胞を新たに作る「神経新生」を促し、海馬の体積を増加させることが示されている。瀧教授も著書や講演で、運動習慣が海馬の萎縮を防ぎ、維持・増大させる効果があることを繰り返し述べている。


「運動組→プリプリに大きい」

「運動ゼロ組→どんどん萎縮」


という表現は、科学的な正確さよりも分かりやすさを重視した比喩的表現だが、両者の間に有意な差があるという事実は、研究によって裏付けられている。


「運動習慣が海馬の萎縮を防ぎ、維持・増大させる効果があることを繰り返し述べている。」とのことだが、海馬だけが該当の筈は無いだろう。



検証3:具体的な運動量と効果の数値


言説では「週3で30分運動すると萎縮がストップする」「年1%ずつ海馬が縮んでいく」といった具体的な数値が挙げられている。


  • 週3回30分の運動: 瀧教授は、激しい運動ではなく「少し息が上がる程度の早歩き」のような軽い有酸素運動を、週に数回、1回30分程度行うことを推奨しており、この言説と一致する。


  • 海馬の萎縮率と運動による増加率: 「何もしないと年1%ずつ海馬が縮む」という正確な数値の出典を瀧教授の研究からは特定できなかった。しかし、健常な高齢者でも海馬の体積は年に0.5%〜1%程度減少するという研究報告は複数存在する。


    また、ある研究では、1年間のウォーキング(週3回、40分程度)によって、海馬の体積が2%増加し、加齢による萎縮を1〜2年分逆転させる効果があったと報告されている。


これらのことから「年1%の萎縮」や「萎縮がストップし、むしろ増える」という主張は、実際の研究結果にかなり近い、あるいはそれを少し単純化した表現であると考えられる。



検証4:脳の若さと見た目の若さの関係


言説の後半では、「脳が若いと判断が速く、表情が豊かになり、若く見える」と、脳の健康が見た目の若さに繋がるという主張が展開される。


瀧教授は、著書『生涯健康脳』などで、脳の健康状態が全身の健康や見た目に相関があることに言及している。


脳機能が活発であれば、血行が促進され、ホルモンバランスも整いやすくなる。また、表情筋を動かすのも脳からの指令であり、脳が活性化している人は表情が豊かになる傾向があると考えられる。


「目がキラキラ」「目が死ぬ」といった表現は主観的なものだが、脳の健康が、姿勢、肌の血色、表情の豊かさといった「若々しさ」を構成する要素に影響を与えるという考え方は、科学的にも不自然ではない。



検証5:脳細胞を新しく生む魔法の成分?「BDNF」


言説にある「BDNF(脳由来神経栄養因子)」は、運動によって脳内で分泌が増えることが数多くの研究で確認されている。


BDNFは、神経細胞の生存、成長、そして新たな神経細胞の生成(神経新生)を促進する働きを持つことから「脳の栄養」とも呼ばれる重要な物質。運動が海馬の機能を高め、体積を増やすメカニズムの主役が、このBDNFであると考えられている。



まとめ


提示された言説は、東北大学の瀧靖之教授の研究成果や、広く知られた脳科学の知見を基に構成されており、その主要な主張は科学的根拠を持つもの。


  • 瀧教授が16万人の脳MRIを研究していること:事実

  • 運動習慣が海馬の大きさに影響を与えること:事実

  • 週3回30分程度の軽い運動が推奨されること:事実(瀧教授も推奨)

  • 運動がBDNFを分泌させ、神経新生を促すこと:事実

  • 脳の健康が見た目の若々しさに繋がること:科学的にも妥当な考え方


結論として、この言説は、最新の脳科学の成果を分かりやすく伝え、運動の重要性を啓発する上で非常に有効な内容であると言えるだろう。毎日30分のウォーキングが、最強のアンチエイジングの一つであるというメッセージは、決して大げさなものではない。


武術が上手くなりたいと練功を始めると、今まで考えもしない概念が出てくる。考え方、新体の両方に対してだ。すると、身も心も理解できなくて混乱する。


しかし「絶対、分からないと思って」いても、葛藤しながらも考え続け、練功を続けると、不思議な現象が起きる。1週間から10日ほど経過すると何となく分かるような…、腑に落ちるようになる。


これは常々、述べてきた、脳内の神経細胞が新たに作られるため。長年の練功、新たな技術が理解できるのに毎回、その位の期間がかかってきた体験・感覚に基づいている。塾生やプログラム受講生も同様の体験をしている。


東北大学の瀧靖之教授の研究成果は海馬についての内容だが、脳の他の部位も「運動習慣が萎縮を防ぎ、維持・増大させる効果がある」と見て間違いない。


今回の科学的実証は、練功する身としては、とても勇気づけられる内容ではないだろうか。


bottom of page