top of page
不完全、購入して学んで完成する画像_edited.jpg

今回の動画「胸帯持ち崩し」を行うまでに至った経緯を話したいと思う。


他の技を稽古中、塾生から「要諦が随所にある様に思うのですが、それらは以前どこかで、例えば佐川派大東流などで教わったものですか?」との質問があった。


「もちろん多少は含まれていますが基本、習っていないです。そもそもこの様な技は無いですから(その時もオリジナルの技)。日頃から正中心練磨を行い、深い次元・無段階別次元に移行し合気も使うと分かります」と説明した。


「例えばこんな技も…」と言ってその場でパッと思い付いてかけた技が、動画内で行った「胸帯持ち崩し」。


合気・目に見えない世界、深い次元・無段階別次元・遍在のエネルギーで感じられる世界だと、技が見えて、効かせるカラクリが感じられて即座に出来てしまう。こうなって来ると、ほんと面白い。


今まで稽古して来た数々の技術を活用するのだが、そのカラクリの中でも現在、最も重要な技術「空間の流れを作って技をかける」を詳述してみようと思う。


動画では、合気のみで技をかけた場合も撮影した。先述した様に、そもそもこんな技は、合気道にも佐川派大東流にも無い技だ。しかし、それっぽい技に見える。


「空間の流れ」は勁力の流れに近い。


しかし、大きな違いがある。


1、勁力(発勁)は、相手の身体に、影響を与える様に効かせる

勁力は、相手の身体に効かせるのに、相手の意識とぶつからない様にしなければならない。


2、空間の流れは、相手が居ようが居まいが関係なく空間に流れを作る

空間の流れは、相手は関係ないので相手の意識とぶつかりようが無い。


両方できる身からすると、空間の流れの方が如何に簡単かが分かる。実際に初級者であっても同様で、勁力の流れの方が四苦八苦している。


じゃあ、空間の流れさえ出来ればいいじゃないか、との声が聞こえてきそうだが、やはり勁力の流れも知った上で、空間の流れを使った方が技の効きが違って来る。


空間の流れとは言っているが、実は「遍在のエネルギーの流れ」を意味している。遍く存在する状態で、もしくは100%では無いがその状態に近い状態でそう思うと、その様に空間が流れ出す、動き出す。


この世界を見て感じられる所まで辿り着いていない人に、分かり易く「空間の流れを作って」と言っている。


本当は流れを作るのでは無く、思っただけで空間が動き出す。自然に動き出す。


ここまで来ると、勁力も発勁も同じ様なものに感じてしまう。勁力の練功を極めると、空間の流れになると捉えても間違えでは無いだろう。極めるとは、深い次元・無段階別次元も含めた勁力の操作のこと。


以前は、化勁をされると発勁が無効化されてしまっていたが、空間の流れだと化勁されても効かせることができる。かなり練功した人の化勁でも破ることが出来てしまうから驚きだ。


絶対に無理だと思っていたことが、どんどん可能になっている。これから先も練功を続けて行ったら、更に面白いことになるのだろう。









 

○○のエネルギーを○○○○に創出し外界認識は○○、○○のエネルギーその○○になり○○を作り技をかける



伏せ字動画は3本目のせいか正中心練磨に移行していると、答え合わせで正解する方も増えてきた。


一つ前の動画は、約40日前に撮影した。たった40日しか経っていないのだが、もう次の技術に進んでいる。自分でも展開が早すぎと感じてしまう。


『遍在のエネルギーを現実世界に領域展開しつつ正中心を中心として外界認識、技をかける』


一つ前の動画↓


大きな違いは、外界認識をするか?しないか? 最新の動画は外界認識をしない。そして遍在のエネルギーそのものになって技をかける。


最近は稽古中に空間の流れ(深い次元・無段階別次元)がリアルに見える、感じるようになっていた。なので、流れを作って技をかける稽古を取り入れていた。


この文章を読んでいるだけの方は実感が伴わないかも知れないが、実際に稽古した塾生はその効力の凄さを思い起こしていることだろう。


「あれは凄い、しかも勁力より簡単!」と。


発勁・勁力のようなシビアさを求められず、かつ効きも良い。比較的新しい塾生でも使える技術だ。勿論、練功度合いによって濃淡はある。そのため最近の稽古は「発勁・勁力」と「空間の流れ」をメインに稽古をしている。


こちらが最新の動画↓



遍在のエネルギーを現実世界に創出し外界認識は無し、遍在のエネルギーそのものになり流れを作り技をかける』


空間の流れと簡単に言っているが、YouTubeのタイトル通り、正中心練磨に移行し遍在のエネルギーが分かる人は、遍在のエネルギーを感じて、流れを見ている。


そこまで練功が進んでいない人には遍在のエネルギーが分からないので、空間の流れと言って指導している。


「遍在のエネルギー」ではなく「空間の流れ」なのに効力がアップするから驚きだ。


この動画を撮影した時は、正中心練磨に移行している塾生のみだったので、2時間ずっとこの状態を作り出して稽古をした。


途中、会話をしながら間を空けて稽古したが、非常にキツいものだった。どの位、キツいかと言うと、少なくとも来週は稽古を休みしたい、これを毎週、続けたら心身ともに病みそう…と思えるほど。


身体だけでなく、心にもダメージがあって、稽古後のお茶会では皆、会話が少ない。「ちょっと一人にして欲しい」と言うほどの心境だった。


ここまで心身にダメージがある稽古は、今まで一度も体験したことが無かった。とてもハードとは言え、新しい発見があり進歩している実感があるので、それはそれで楽しいのだが。


新しい方は怖がるかも知れないが、普段はこの様なハードなことはせず「発勁・勁力」と「空間の流れ」なので、ほどほどに緩く楽しく稽古できる。


最後にコツを。


「発勁・勁力」「空間の流れ」いずれも相手を意識する比率が下がれば下がる程、技の効きは格段にアップする。


一人稽古の時もこのことを意識して稽古すると、非常に有意義な稽古となる。更に言えば、相手を意識した時と意識していない時の各細胞の変化が分かり、その操作ができる様になると、途轍も無い上達ができるだろう。

 

※希望者には正中心の感覚を伝授します。既にオンラインレッスンで効果のある技法です。繊細な正中心を体感すると今後の練功の大きな指針となるでしょう。



今週末に合宿が行われる。昨年は6月に本栖湖スポーツセンターで合宿が行われた。8ヶ月振り。今回は、肥田春充が鍛錬した地、伊豆八幡野で行う。


普段は肥田式に特化した技術伝授は行っていないが、今回は総集編的な内容で「正中心道カリキュラム」の全体像が掴みやすい内容だ。


合宿前に、どの様な内容を予定しているのか? 今回、参加できない方にも参考にして頂ければ思う。


①腰腹同量メソッド

これはもう、絶対に必須。全身を中庸・均等に膨張させる。それによって自然に中心点が腰腹間に現れる。仙骨や他の筋肉を意識せず、どこにも偏りなく姿勢を作るため「居つき」と言う大問題を生じずに、今よりも大きな力を生み出せて、統一体も作れるメソッド。


全身膨張であれば骨盤は自然に分離するものだが、気付いていない方もいらっしゃると思うので、念のために記載。




②中庸・均等

腰腹同量メソッドでも外せない技術。肥田春充や高木一行先生は仰っていなかったが、佐川派大東流所属時代に気付いた。そうしないと合気上げが上がらなかったし、効率よく技を効かせらない。振り返ると、佐川派大東流時代よりも中庸・均等の感覚の精度が増している。


肥田式強健術の場合は、上虚下実としているので、ここは大きく異なる部分。私は武術で効く方法を検証・取捨選択してきたので、気付くことが出来た。もし肥田式強健術のみ実践していたら、大きな変化は望めずマイナスの方向に進んでいたと思う。


③エネルギーの流れ

身体内の感覚が、進行形か? 完了形か? 大抵の人は考えたことも無いことなので、エネルギーの流れは意識していない。そのためエネルギーの流れが、ほぼ無い。完了形の状態で居ついている状態だ。(全身も勿論だが)背骨は下から上へ上昇するエネルギーが感じられる様に調整する。


肥田式強健術のみ実践している方は、考えたことも無いだろう。居ついた状態で根性で鍛錬するから、心と身に色んな弊害をもたらす。20年以上前に高木先生は、それら居ついた頑固者たちに散々、苦労させられて何度も出版の邪魔をされたと聞いている。


④瞳孔不睨

目の居つきを無くす。あまり注意を払う人は少ない様に思う。


「パッと見開いて、視線を正面の空間に定め、まばたきを少なくする。すると精神が自然に統一されてきて、澄み渡った秋の空の様な気持ちがする。」


これが肥田式強健術を行う時の目の使い方だ。これを読んで実践するのだから…かなり難しい。武術の上達も時間がかかるだろう。視線(肉体)と心の連動を外す鍛錬は重要だ。


⑤亜空間を生み出す

これまでの技術で「居つかない身体と中庸・均等」の精度を上げて来た。この中庸・均等によって等分等量の電磁波(意念または発勁)がぶつかり、微弱なプラズマを発生させる。そして亜空間を生み出す。


すると通常では、見えない、感じられない世界が分かる様になる。その情報を処理するための脳神経細胞は徐々に作られていくため、長く続けている人の方がより深く分かる。とは言え、当日の講習で初めての方でもその独特の雰囲気は感じられるだろう。肥田春充や高木一行先生の写真を見ると、ごく普通の人と違う独特の雰囲気が感じられる。


⑥中心点操作

肥田春充が行なっていたであろう技術。推測の域を出ないが、武術として正中心練磨を行なっていなかったとすると、相手(物体)の中心点を操作して、危機を乗り越えていたのではないかと思う。


練功が進むと、感覚的には肉体が消えて正中心一点のみが自分自身だと感じる様になる。すると相手の見方も中心点や本質をダイレクトに見る様になる。同調作用の原理(引き潮や蓄勁)と同様に、その本質を操作(崩す)ことも可能の様だ。武術、身体運用の観点から、とても効率的な操作が出来る。




⑦肥田式強健術に生かす

以上の技術、身体感覚を用いて肥田式強健術の鍛錬をする。準備姿勢の状態で出来ているか? 本運動でも出来ているか? それらの感覚は消えていないか? 先ずはチェックしながらゆっくりと行う。今までの肥田式強健術の鍛錬とは違う感覚を得ることだろう。


これらの技術を知らなかった時代は、肥田春充になった気分、勢いでやっていたのが懐かしくもあり、恥ずかしい。以下に常日頃、私が鍛錬している肥田式を紹介。


簡易強健術

  1. 腓腹筋練修法(脹脛)

  2. 大腿二頭筋練修法(股の下の筋肉)

  3. 大腿四頭筋練修法(股の筋肉)

  4. 外腹斜筋練修法(横腹の筋肉)

  5. 広背筋練修法(背中の筋肉)

  6. 大胸筋練修法(胸の筋肉)

  7. 三角筋練修法(肩の筋肉)

  8. 上腕三頭筋練修法(上腕の後の筋肉)

  9. 上腕二頭筋練修法(上腕の前方の筋肉即ち力瘤)

  10. 前腕筋練修法(前腕の筋肉)

  11. 柔軟運動 三骨軽打法(頸骨、腸骨、仙骨)


正中心3種の型

  1. 正中心突撃の型

  2. 正中心防御の型

  3. 正中の型






 
bottom of page